这是几则日语笑话 都挺简单的
要别的话我再贴 这种文章很多的
乞食と福の神
乞食(こじき)が,ぼろぼろの袋(ふくろ)を担(かつ)ぎながら,街(まち)を歩いていました。
歩きながら,独り言(ひとりごと)を言っていました。
「どうして,お金持ちというものは,お金や物を、たくさん持っている上にも,なお,もっと欲しがるのだろう。人というものは,その人のみについた分(ぶん)ということを,知っていなくてはいけない。」
そのとき,どこからか,ふいに福の神(ふくのかみ)が现れました。
「わしはお前の今の独り言を闻いて,感心(かんしん)したよ。ちょうど、よい具合(ぐあい)に,ここに金货(きんか)をたくさん持っているから,お前にみんなやってもよい。さあ,その袋へ入れてやろう。」
乞食は喜んで,袋を福の神の前に,出しました。
「ところで一つ约束(やくそく)がある。それはもしこの金货が,袋からあまって出て,土(つち)の上に落ちたら,みな尘(ちり)になってだめになってしまうということだ。お前の袋は,大分(だいぶ)古いようだから,あまりたくさんいれないほうがよいぞ。」
乞食は大(おお)喜んで両手で,袋の口を広げました。
その中へ福の神は,バケツに水を入れるように金货を注ぎ込みました。
「もう,これくらいで,いいだろう。」
「もうすこし、ください。」
「わしは构(かま)わないが,ふくろが破れ(やぶれ)はしないか。」
「大丈夫(だいじょうぶ)ですから,もうすこし。」
「おい,もうこんなに、大金持ちになったぞ。」
「でも,もう一つかみだけ。」
「さあ,これで一杯(いっぱい)だ。」
「でも,もう一枚だけ。」
「よし,いれるぞ。」
そこで,福の神が,一枚の金货を落としますと,一绪にたちまち袋の底(そこ)がぬけて,金货は,一度に土の上に落ち,そうして,约束通りに,みな尘になってしまいました。
それと一绪に,福の神の姿(すがた)は消えて,乞食の手には,空(から)の袋が,残っただけでした。
つまり,乞食は,この袋の底が抜けただけ,前よりも损(そん)をしたことになりました。
ととの目
昔(むかし),三太(さんた)という,ばかな息子がおりました。 ある日,亲父(おやじ)の留守(るす)に,人が访ねてまいりました。 三太は,玄関(げんかん)に出ると, 「亲父は,ただ今,留守でございます。お前様は知らぬ人だから,家にあげるわけにはいきませぬ。」 「そうかそうか。三太さんとは,知り合いではないがね,亲父様とは,知り合いだから,しばらく待たしてもらいましょう。」 と言いますと,息子の三太,しばらく考えていましたが,すっと奥(おく)に引っ込む(ひっこむ)と,亲父の眼镜(ねがめ)をかけて出てきました。 それでよくよく,客を见てから, 「この,ととの目で见ても,お前は,やっぱり知れぬ人だ。」
柿泥棒
暗夜(やみよ)に,二人の若い男が,こそこそ话しております。 「今夜(こんや)は,真っ暗(まっくら)やみだから,隣りの柿を盗もうじゃないか。」 「うん,それじゃあ,おれが木に登って,棒(ぼう)で叩(たた)き落とすから,お前は,下で拾(ひろ)ってくれ。」 相谈(そうだん)が缠(まと)まると,早速(さっそく),一人の男が木に登り,棒で叩きますと,柿はごろごろ落ちてきます。下で拾(ひろ)う役(やく)の男は,慌てて拾い始めましたが,あんまり慌てたので,深い沟(どぶ)の中に落ちてしまい,上がれません。 「おーい,落ちた落ちた。」 沟に落ちた男が騒(さわ)ぐと, 「落ちるはずだよ。叩いてるんだから……。」 「いやいや、落ちた落ちた。」 「当り前(あたりまえ)だ。早く,拾え。」 「违(ちが)う。沟に落ちたんだ。」 すると,木の上の男, 「沟に落ちたのは,舍(す)てておけ。」
用 心
植木(うえき)の大好きな旦那(だんな)がおりました。 ある日,柳(やなぎ)の木を十本(じゅっぽん)ばかり庭に植(う)え込みましたが,どうも子供が来て,いたずらをするような気がしてなりません。そこで,用心(ようじん)に,小僧(こぞう)を一人,植木の番(ばん)につけました。 何日(なんにち)か経って,旦那が小僧に闻きました。 「子供が来て,夜,柳の木をひっこぬいたりしなかったかい。」 「はい,そういうことがあると困(こま)るので,用心のため,夜は,抜いてしまっておきました。」
つ ぼ
ある日のこと。 そこつ者が,瀬戸物(せともの)屋(や)へ,つぼを买いにまいりました。 店では,つぼに雨がかかると水がたまりますので,みな伏(ふ)せて売っております。 それを见て,この男, 「これこれ,このつぼには,口がないではないか。」 と言ってから,ひっくり返して, 「なんじゃ,このつぼは,底(そこ)がぬけておる。」 すると,店の主人も,そこつ者と见えて,しばらく考えておりましたが, 「珍(めずら)しいことじゃ,このつぼ,どう见ても,口が下にある。」